金スマ ~中居正広の金曜日のスマたちへ~
2014年05月30日(金)/ TBS
[若年性アルツハイマー/病気・健康情報]
患者数は約4万人!平均年齢55歳 問題は根本的な治療法が無いこと…
新しい事を記憶することが困難になってしまう恐い病気 “若年性アルツハイマー”
対策は早期発見して進行を遅らせること!
若年性アルツハイマー/気になる病
順天堂大学大学院教授
日本老年精神医学会理事長 新井平伊(へいい)医師
若年性アルツハイマーの恐れがある症状
・食事の内容を忘れてしまう → 物忘れ
食事をしたこと自体を忘れてしまう → アルツハイマーの恐れ
・ヒントを与えられても思い出せない → アルツハイマーの恐れ
若年性アルツハイマーになりやすい人
・ストレスをためやすい生活
・毎日 飲酒する
・たばこを吸う
・食事のメニューが偏っている
・運動不足
生活習慣病を患っているとアルツハイマー病が発症する可能性が高まる
→ 糖尿病や高血圧の治療をキチッと受けると必ずアルツハイマー病の予防につながる
若年性アルツハイマー病の初期症状/数秒前の出来事や思考を忘れてしまう
アルツハイマー病で最初に障害が起きるのが記憶を司る「海馬」
海馬の神経細胞にアミロイドβというタンパク質が沈着し、情報伝達を妨げる → 記憶障害
その後、海馬から脳全体へ萎縮が広がり、様々な症状が現れる
他にも代表的なアルツハイマーの初期症状として
・同じことを何度も言ったり、聞いたりする
・今までみていた新聞やテレビを見なくなる
・今まで問題なくできていたことが、出来なくなる など
若年性アルツハイマー病の症状・特徴
・手順が複数あることが出来ない
・(何度聞いても)新しく記憶するのが難しい
・思い出深い時代の記憶は鮮明に覚えている
短気記憶の方から失われていって、昔の記憶・子どもの頃の記憶はよく残っているという特徴がある
感情が伴った記憶(エピソード記憶)の場合は、単純な記憶よりも残りやすい
若年性アルツハイマー病 対策
若年性アルツハイマー病は初期段階のMRI検査では判別が困難/見過ごされやすい
→ 適切な治療を始めるのが遅れることが少なくない
大事なのは早期発見!
根本的に治す治療法は無いが、進行を遅らせる治療法はある
速い段階で見つけて薬や周りの対応を行なえば、進行する前の状態を維持することも
※ 薬の効果には個人差があります